<2>
はやぶさで到着したのは杜の都仙台。仙台からは在来線に乗り換えて、紅葉と温泉を満喫しに行こう。まずは、車内での酒とおつまみを買わなければ。

<3>
povoなら、やっぱ仙台に来たからにはこれ飲まなくちゃと「たまご酒」(300mlで770円はちと高いか。。。)とプリン味のたまご酒に合うかどうかは置いといてツマミに「牛タン」、ついでに「ずんだ餅」も買った。au PAYが使えた。
偽povoに電話すると会社の誰も気付いてないとか。ゆっくりできるぞ！

<4>
ちょうど2023年11月30日までおトクに漫画を読める、ポイントがセットのデータトッピングもある。紅葉、温泉、美味しい秋の味覚に読みたかった漫画。「芸術の秋」「食欲の秋」「読書の秋」は制覇できそう！あとは「運動の秋」だけど、紅葉狩りの時のウォーキングで達成ということにしちゃおうかな。
そうそう、紅葉を見ることを何で紅葉「狩り」というのか。
気になって調べてみたら、一説には「貴族が歩くのは品がない」という当時の風潮に対して、「狩り」ということにすれば、歩いて紅葉を見に行くことを正当化できるということが由来だとか。
うーん、自由に歩けないのも大変だね。。。

<5>
売店のおばさんから「東北No.1の紅葉の名所は鳴子峡」って聞いたから、在来線で仙台から小牛田で乗り換えて鳴子温泉駅まで行けばいいらしい。遊歩道も沢山あるから紅葉狩りで「運動の秋」もクリアできそう。
乗り換え含め乗車時間70分位らしいのでこの間「読書の秋」で例のピッコマWEBのコラボで楽しむとしよう。とりあえずは11月15日まで限定の３日間のトッピングでいいかな・・・
温泉での食事も楽しみだなぁ、何が出るんだろ。。。

<6>
時間は9時半少し前。電光掲示板の東北本線の時刻表を見ると、「快速湯けむり　9:38　新庄」とある。駅員さんに聞いてみると、普段は全車指定席だが、今日は自由席が連結されているとのこと。これに乗れば乗り換えなしで鳴子温泉駅まで行けるので、急いで乗り込む。
鳴子温泉までは1時間50分。あれ？さっき70分って聞いたけど、それは古川まで新幹線で行った場合のようだ。
時間になり出発。次の停車駅は松島。

<7>
松島到着。
「松島やああ松島や松島や」が味わえるのかと思いきや、海から離れていた。💦
車内でスマホの漫画読むとちょっと疲れる。日頃の疲れもたまってるのかな。揺られて眠い💤

<8>
列車に揺られてまどろむのも良し、それともそろそろ途中下車して近場の紅葉の名所も見てみるか…鳴子峡の日の入り時刻をググると今の季節は16:30ごろ。余裕を持って行動することを考えると、一か所くらいは途中寄れるかな？
鳴子峡の最寄駅から回顧橋までどれくらいかかるんだろう？
それによって行動決めようかな～。

<9>
ググると松島に観瀾亭という紅葉の名所があったが時すでに遅し。もう完璧に過ぎ去った。もっと早くググるべきだった。
今度は失敗しないよう紅葉狩のコースをググった。鳴子温泉駅から回顧橋までは徒歩70分。ここはやはり歩きで行くには直行すべきと判断。
往復で3時間みといた方がベターだ。
道の途中にある「こけし館」も行ってみたいな。なんか胴体は細いけど○の体型が他人とは思えない。

レストハウスで一休みしてたら宿に着くのは結構いい時間になりそう。
ずんだ餅を食べてこれでお昼は終りにしよう。

そうこうしているうちに鳴子温泉駅に着いた。

<9-2>
快速湯けむり号は11時半頃、鳴子温泉駅に到着した。
お昼はずんだ餅で済ませたつもりが駅に降りると南蛮蕎麦のいい香りがしてきてついふらふらお店に入ってしまった。
うーーーん、美味しい。
さあ、「こけし館」目指して歩こう。蕎麦屋のおじさんは40分位かかると言っていた。

ようやくこけし館に到着しこけし作り体験をした。1100円払った。
鳴子こけしは首を回すとキュッキュッと音がする。色付け前はなんだか他人に見えなかったが色塗りをすると断然可愛くなってしまった。「qoΛo」って名前にした。
ググるとアゼルバイジャン語で「腕」という意味らしい。でも読みは教えてくれなかった。勝手に「くおちゃん」にした。

さあ、qoΛoちゃんと共に回顧橋を目指して頑張って歩こう！もう周囲の紅葉もすごくきれいのだけど。。。

<10>
今のペースで行くと回顧橋には15:00頃には到着できるはず！
日の入りまでの時間にも間に合いそう。
日の当たり方で日没までに姿を変えていく、いろんな紅葉の写真を撮れそうだ～♪
一応東京の相方にも仕事の進捗状況を聞いてみる。
最近はTikTokアカウントにも短尺動画を投稿していて、今日はその撮影もしているとのこと。
オフィスの中で飛んだり跳ねたり。明日は筋肉痛になってるかもなぁ。
相方に感謝として、今日の旅のお土産に加えて良い銭湯のチケットでもプレゼントするか。
温泉卵にならない程度の温度のお湯を紹介しよっと。

<11>
日が落ちる前にと必死に歩いて回顧橋に到着。いやぁー beautiful !
自然と「秋の夕日に照山紅葉　濃いも薄いも数ある中に　松を彩る楓や蔦は　山の麓の裾模様」※
と歌ってしまった。

急いで来た道を戻り鳴子温泉の宿に入った。
玄関で出迎えてくれた美人若女将はTikTokで頑張ってる相棒のお相手のお姉さんにそっくり！
一瞬こちらがドッキリ仕掛けられているのかとドキドキした。
お部屋に案内された。
部屋の名前が「白玉」。
偶然？なんか迷宮に入りこんでないか。。。

※掲載の「紅葉」(高野辰之作詞)の歌詞はPDなので掲載に問題はありません。

<12>
お部屋に通され温泉に入って上がるとすぐ美味しい懐石料理が出てきた。
お酒も美味しい。
お昼に飲んだたまご酒は甘かったが、このお酒はスッキリとした飲み口でどんどん進む。
どんどんドンドンどんどん…

記憶がなくなってしまった。

<13>
ハッ！
いつのまにか寝てしまっていて、朝日が昇ってきた。
きれいな朝日である。
これは写真に撮ってハッシュタグ「poっとあたたまる写真」をつけて投稿せねば！
自分の弟・妹のぬいぐるみはいくつあってもいいもの♪
さて、身支度して、影武者をねぎらうお土産を用意するとしよう。
あれこれ考えるけど、何にしようかなぁ。

11月6日(月)
<14>
窓を額縁にきれいな朝日の写真を撮ろうとスマホを探すも見つからない。
あれ～？
どこに置いたっけ。
夕べの温泉の脱衣所かな…？っと。。。

ドアを開けると「ブルッ！」寒い！
辺りを見回すと周囲は山の中。
遠くに回顧橋が見える。
　あれ？たしか美人の若女将のいる旅館で温泉に入った後、お食事してたはず。。。

「？？？」が頭の中でぐるぐる回っている。

そこへ「ポン！」と音がして葉っぱを一枚乗せたタヌキが現れた。
「やぁ！おはよう。お目覚めかな？」

よく見るとPontaじゃないか。
「君はあのポイントのPontaかい？」
「そうだよ。君がこけし館でこけし作りの体験をau Payで払ったときから一緒にいるよ。君は僕に『くうちゃん』って呼んでたけどさ。」
「僕は僕のお家に泊めてあげようと思ってさ。若女将に化けたら、君はすぐついてきたよね。」
「… …」
「君は狸の徳利🍶からどんどんドンドンどんどん飲んでぶっ倒れて１ヶ月以上眠ったままでとても心配したよ。君のスマホはしょっちゅう鳴るし。。。ホント大変だったんだー。」
「スマホはPontaが持っていたんだね。よかった。」と安堵したのも束の間……

<15>
「えーっ！１ヶ月。どおりで寒いわけだ。電話は相棒の偽povoからに違いない。連絡とらねば、怒ってる💢だろうな…」

その前にXとTikTokをチェック！した。

エ～ッ❗「しゃちょー」社長？なんでだよ。
しかも影武者が二体になって踊っている‼️
二体でお姉さんを追いかけたりも。

急いで帰らねば。
「Ponta有難う。またこのお礼はローソンでするから。ギガ活も兼ねてね。」

お礼もそこそこに列車、新幹線に乗り東京へ向かった。
お土産を買う時間もなく、これは「poっとあたたまる写真」の投稿でぬいぐるみが、当たるのを期待しよう。あとは会社の近くの銭湯の回数券でいいかな。

どの顔で相棒に会えるか。ドキドキしながら車内でこれを書いている。
今回の旅日記はひとまずこれで終わり。

明日からまた仕事頑張ります！
どうかクビになりませんように
( - 人 - )

⭐<14>に11月6日(月)と記したが、ホントは12月12日(火)だったんだ。。。
あぁ、povoの5週間を返してくれー！
【完】

後書き>
最後まで読んで下さった皆様有難うございました。
また、お忙しい中文筆に参加下さったもりちゃんさん、ごう@運営事務局さんに深く感謝いたします。

またpovoが旅に出た時はよろしくお願いいたします。

ツーさん
素敵な企画をありがとうございました！
引き続きよろしくお願いいたします！！！